5月10日は毎年恒例、集落のお不動さま(不動明王)のお祭りです。
集落のみなさんで護っているお不動さま。五万堂山(ごまんどうやま)の麓にあり、奥の院は、山の中腹にあります。
かつてこの山では、私達が小学生の時は、子供たちのスキー場として使用するほど、地元では馴染みの深い場所。
「五万堂山」とは、護摩堂(ごまどう)が訛って「ごまんどうやま」になったとも言われます。詳しい資料は残っておりませんが、修験道が盛んであった猪苗代ですので、この山に籠もって修行した歴史もあるのかもしれません。
お祭り前日より、集落のみなさんで山道の草刈りや堂内の清掃など行いお祭りの準備をします。
5月10日は、田んぼに水が入る日。
このお祭りも春を告げるお祭り、農家の仕事はじめを告げる意味もあるのだと思います。
参列の皆様と一緒に、今年一年の健康、村内安穏、五穀豊穣、そしてコロナウイルスの終息をご祈願いたしました。
先人より大切にされてきた、お不動さまのお祭り
大事に繋いでゆきたいと思います。