今年の”おでんのやま”に関して

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【今年の”おでんのやま”について】

お寺の周辺地域の恒例行事であります
「おでんのやま」はコロナウイルス感染拡大の状況を鑑みて、今年は7/12(日)に祈願法要のみ執り行います。
疫病退散のお祭りではありますので、密をさけてお参りだけでもお越しいただければ幸いです。

昨年は、「ぼっちぼっちフェスティバル」との合同という形で多くのみなさまにご来場いただきました。

また来年以降、感染症が収まった後にまたみなさまと開催できればと思います。

 

◆日時 7/12(日)
◆場所 壽徳寺裏山
*朝から夕方までお参りできます。密をさけて分散してお参りください
*祈願法要は、10時より住職のみで執り行います
*本堂前にも参拝所を設けます。山に登ることが難しい場合はこちらでお参り可能です

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【おでんのやまとは】
疫病退散の神様「牛頭天王(ごずてんのう)」のお祭りである「お天王祭」。
全国各地で7月15日前後に行われており、福島県内では須賀川の「きうり天王祭」が有名です。

牛頭天王は、謎が多い神様で、様々な神様や仏様と同一視されます。五穀豊穣の神様であるスサノオノミコトや、仏教では薬師如来と同一ともいわれます。
(壽徳寺のご本尊は薬師如来です)

お寺のある、ここ山潟地区でも疫病が流行り、多くの人々が疫病に苦しむ時代があったとされます。
そのため、牛頭天王のお供えものである“きゅうりを絶つ”(きゅうりを作らない)ことで願掛けをしたと思われ、今でもきゅうりを作らないご家庭が多くいらっしゃいます。

お天王祭を”おでんのやま”と呼ぶのは壽徳寺周辺だけですが、その呼び名は、「おてんのうさまのやま」が訛って「おでんのやま」になったのではないか?と想像しています。
ご先祖様から長く続くお祭りです。繋がってきた命に感謝することと、疫病が少しでも早く収まることを願い、みなさん一緒にお祈りいたしましょう。